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おもてなし大使活動報告

2012年3月7日

劉和輝大使からの報告です。

Filed under: — webmaster @ 12:04 PM

「京のおもてなし食 ~皆様の健康のために~」

私は医師の立場から、地域健康増進活動の一環として、京都おもてなし大使と行く「京歩2011」健康歴史ウォーク(金井病院主催、京都市後援など)を開催して参りました。地域住民の皆様からは感謝の声を多数頂いており、皆様の健康に「運動」の観点から微力ながら貢献できたと考えております。
さて、健康の基本の一つに「運動」と「食事」などがあります。今回は「食事」にスポットを当てて、栄養の観点から皆様に京都ならではのおもてなしを提供させて頂ければと思い、活動させて頂きました。

皆様、しっかり野菜は摂られていますか?
野菜にはビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。これらは体内の働きをスムーズにする役割を担っております。そのため、健康維持のためには、毎日の食事に野菜は不可欠なのです。
近年、野菜はがん細胞の抑制、免疫力アップ、動脈硬化の予防、さらに細胞の老化速度の抑制効果も報告されています。
その中でも、京野菜は上記栄養素の含有量が他品種と比べて多く、また風味の良さに関しても高い評価を得ております。
しかしながら、食の欧米化が進むことで栄養の偏りや野菜不足を招いており、生活習慣病の引き金ともなっております。
そこで、病院で入院されている方の健康に寄与すべく、また京野菜に更に関心を持って頂けるよう、京都産の食材をふんだんに使った病院食「京のおもてなし食」を提供させて頂くことになりました。
今月は3月3日のひな祭り、桃の節句に開催致しました。桃の節句は、平安時代から季節の節目に邪気を払い、老若男女問わず健康を願う日だったようです。


京のおもてなし食 ~弥生~

■扇寿司
お雛様の扇に見立てたお寿司です。
竹の子やじゃこなど春の食材を酢飯に混ぜ込み、桜でんぶや軟らかく蒸した穴子をのせ、京都の千枚漬けを添えた京都の春を感じるお寿司です。

■海老とアスパラの湯葉揚げ
海老・鰻・アスパラを京都の生湯葉で巻きました。風味豊かな天だしでお召し上がり
いただきます。

■壬生菜の絹衣和え
京野菜の壬生菜をきめ細やかな京豆腐で和えた京都づくしの白和えです。

■花菜と生麩の吸い物
春の京野菜である花菜(はなさい)を碗種に、京生麩を吸い口に、香りづけには
柚子をあしらいました。

■抹茶ブランマンジェ・和風仕立て
京都らしい抹茶を用いたブランマンジェです。京都産の米で作った白玉風団子、
軟らかく炊いた小倉餡をのせ、季節の苺を添えた特製デザートです。

医師・管理栄養士・医療スタッフ監修のもと、京の旬の食材で作った「京のおもてなし食」は、食材本来の色・香り・味を活かして美味しく調理でき、またエネルギー・蛋白質・脂質・炭水化物などの栄養価を計算し、健康的で栄養バランスの良い食事となりました。
患者様からは、「野菜の重要性や京野菜を再認識できた」「退院後は野菜中心の食生活に変えていこうと思う」「もっと京野菜を使った料理を食べてみたいと思った」などの声を多数頂いております。あくまで病院食ですが、旬の京食材で美味しく体調を整え、皆様の健康管理に少しでも貢献できたのであれば幸いです。
最後に、おもてなしは英語でHospitalityとも言いますが、Hospitality(おもてなし)が派生しHospital(病院)の語源となっております。私は医師として、治療だけでなく、患者様の心もケアできるおもてなしの心を今後も大切にしていきます。

                                        金井病院 医学博士
                                        劉 和輝

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